共読ライブラリーとは?
「共読ライブラリー」は全学的な読書推進プロジェクトです。
帝京大学メディアライブラリーセンター(以下、MELIC)では、編集工学研究所(所長:松岡正剛氏)との共同企画で、学力の向上と情報編集力の獲得を目的とした「共読ライブラリー」プロジェクトを2012 年から実施しています。
共読とは?
「共読」とは、本を薦めたり、読み合わせたり、評し合う読書の形態です。
普通の読書が自己完結型とするなら、「共読」は発展的循環型の読書です。
「共読」を習慣化することで、読書で得る情報を共有、交換し合い、その価値と効果を相互に高めることを可能とします。
共読カタログ(PDF:8.95MB)
目的
- ○総合的で継続的な共読プログラムを実施します。
- ○主体的な読書行動を習慣化することで、学習基礎力の底上げを支援します。
- ○「共読」の全学的展開により、学士力向上と情報編集技法の獲得を目指します。
4つのプログラム
- ■図書館の新しい価値編集
利用者のステイタスを満足させる図書館ブランディングの実施 - ■本との新しい出会い方の提案
本(読書)への興味、関心を誘引する共読システムの実施 - ■本との新しい関わり方の提案
本(読書)の価値、楽しみ方を広げる読書術コースウェアの実施
松岡正剛氏プロフィール
1944 年、京都生まれ。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。 1971 年『遊』創刊し編集長をつとめる。1980 年前後に「編集工学」という新しい領域を発案・構想。以降、情報文化と情報技術をつなぐ研究開発に広く携わる。一方、日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し、私塾「連塾」を中心に独自の日本論を展開。2000 年にウェブ上でイシス編集学校と壮大なブックナビゲーション「松岡正剛千夜千冊」をスタート。2006 年に第 1144 夜までをまとめて『松岡正剛千夜千冊』(全七巻+特別巻)を刊行、以降もウェブ上で執筆継続中。
[主な著書]
『情報の歴史』、『知の編集術』、『フラジャイル』、『花鳥風月の科学』、『17 歳のための世界と日本の見方』、『世界と日本のまちがい』、『白川静』、『連塾 方法日本』(全3巻)、『多読術』、『日本力』、『松岡正剛の書棚 松丸本舗の挑戦』、『わたしが情報について語るなら』ほか多数。
2012年7月にMELICにて松岡氏と冲永学長の対談を実施
~学生に向けてのメッセージ~
「読書は人生の一部である!」冲永佳史
「本は翼をもった精神の鳥類です。」松岡正剛
4年間の計画
- ○シンボルから物語へ
- ○人財と知財の新しいネットワーク設計
- ○イベントやコンテスト開催による社会的な関心や話題づくり
- ○メディア発行や映像配信やグッズ販売によるブランド確立
第1期 (2012年度) |
第2期 (2013年度) |
第3期 (2014年度) |
第4期 (2015年度) |
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ブッククラブ | MELIC Book Club編成準備 | 「共読イベント」(帯コン、棚コンなど) | 図書館課程学生によるリコメンドコンテンツ作成 | 学生サポートメンバー養成、地域展開 |
読書術 コースウェア |
開発・実施 ①教育学部での試行 |
開発・実施 ②キャリア「共読」コースウェア |
読書コース継続、入学前教育への展開検討 | 読書コース、入学前教育への展開検討(継続) |
イベント・ ワークショップ |
・共読イベントの実施 ・書架編集ワークショップ |
「共読」ワークショップ(学生向け「読書術」の提案、書架編集術) | ・共読イベントの学外への展開 ・「共読」ワークショップの実施 |
「共読」ワークショップの実施 |
その他 | ・「共読」メディアの発行① ・Web「共読」リコメンドシステムの構築 |
・「共読」メディアの発行② ・イベント用「共読」グッズの作成 |
MELICプラチナカード等ユーザーポイント制度 | ・MELIC型共読メソッドの開発・「共読ライブラリー」の発展的継続化 |
セカンドステージ(2016-)
現在は下記の6つのプロジェクトを展開しています。
- ○黒板本棚Project
- ○読書術コースProject
- ○共読ステーションProject
- ○どこでも図書館Project
- ○MITO(未来の図書館)Project
- ○共読サポーターズProject
詳細は下記をご覧ください。
共読カタログ(PDF:8.95MB)