共読ワークショップ
共読ワークショップ
~本棚を編集する~
7月23日(月)13:00〜14:30 共読ワークショップ「本棚を編集する」を開催しました。講師は松丸本舗ブックショップエディターの川田淳子先生です。
ポスターを見て申し込んでくれた5名の学生さんがワークショップに挑戦!(日本文化学科・3年、社会学科・1年、外国語学科・3年、史学科2・4年)
まずは、講師の方から本と本棚の深い関係について説明を受けました。
「本棚に入っているからこそ、本はいきる」
どんな棚の中に、どんな順番に、どんな置き方をされているかで見ている人の印象や、目につき方が変わります。
図書館の場合、「図書館十進分類法」に基づき本が分類されています。本には請求記号が振られてその順番にならんでいます。
本屋は文庫コーナーなどジャンルごとに並べられています。
今回使うMONDO書架では、請求記号にとらわれずに本をセレクトします。並べ方も寝かせたり開いたりと自由に置いて、棚の中で自分の世界観を表現します。
本棚づくりの手順説明
①1人1段担当する棚を決めます
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②気になる1冊=キーブック(鍵本)を決めます
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なぜその本なのか、考えてみましょう。 |
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③キーブックに繋がる2冊(筋本) を選びます
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キーブックの脇役として選びます。キーブックを読むとこんな本も読みたくなるのでは? というストーリーをつくります。 |
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④手を動かして、棚に並べてみます
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分からないことはどんどん相談してください。 時には棚を俯瞰して、バランスを見てみましょう。 |
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作業スタート
作業時間は30分!
棚を決めて、本選び。講師の方や学生同士相談しながら作業をすすめました。
発表&質問
あっという間の30分。その棚に作った自分の世界、伝えたいメッセージなど語ってもらいました。
完成した本棚
本を開いて印象的なページをみせたり、本を隠したり、工夫を凝らした置き方をしています。
<本棚のテーマ>
・人生と道
・私たちはデザインして生きている。
・人生の生き方について
・文字と言葉の未来
・本の階段をのぼる
まとめ
本の選び方、見せ方など本棚で自分の世界を表現する方法(本棚を編集する方)を体験してもらいました。最後には松岡正剛氏から直々にアドバイスも!
この本棚は、飾って終わりではありません。本棚を多くの人が見て、本を手に取って、読んで、評し合って・・とどんどん共読してもらいたいと思います。
◎関連レポート等
- 〇講師の川田先生によるレポートはこちら
松丸本舗ワークショップ at 帝京大学図書館(編集工学研究所)